2007-06-17 枯渇したダムの話 ポリエステルの城が崩れようとしている 梅雨の空に紅い夕焼けの香りが ほんのりと漂ってくるのはいいのだが 燃えているのは空ではなくてるくはのるの 残していったアリストテレス主義の末端だ 逆立ちした空の上では蛙すら鳴けずに 即身仏となるのも時間の問題だと言う政府の 自分本位な考え方は国家を繁栄させるに相応しく 私は自惚れの感情に浸りながら舞う事にする 季節外れの曼珠沙華を眺める生活に押し潰さながら