2007-06-07 密林の思想 指が木の枝のように伸びていき 両手はジャングルへと化した午後 四肢の木に癪の虫が大発生し 頭の中は自分だけの事で西の空が暗くなった 癇癪玉を耳の中で破裂させた様に 君の体を壊すのも悪くないかと思っている 脳髄の苛立ちは荊の冠を頭に巻きつけられ 失禁をしてしまう手前のパンクチュアルな拷問だ 私はロマンチストなのだからリアリストの君に 指一本触れることも出来ずに故郷に果てるのが関の山だ