2007-06-04 拷問の友 退屈と言う名の水滴がメトロノームの的確なリズムで頭蓋を穿つ 昨日は何をしたのだろうか、一昨日は何をしたのだろうか 今日した事すらもわからずに脳内証言台に立たなければいけない 「非生産的な生産的な事をした」と言い訳を考えてはいるが 所詮それは自慰をしていたという事の暗喩でしかなく 比喩を紐解けば単純で愚弄な行いをしただけである 冷蔵庫にあったコーヒーゼリーは賞味期限を3日過ぎていた 私の空白の3日間はコーヒーゼリーの弔いだったのかと 開き直って考えてみば精神異常者にはぴったりの亡友だ 「非生産的な生産的な事」をして私は眠る