2007-04-11 無駄な薬価 全身に山吹色の波紋が疾走した 常に拱手傍観とし倦いている私には それは昨晩飲みすぎた薬のせいだと 信じる事すら儘ならない 医者の一挙手一投足がこの太った体に ばいんばいんと跳ね返る様 それは医療という名の落花狼藉の時間だった 私は豚を殺し、祖母は牛を殺し 余韻に浸るように私は就寝時間に終身した 高だか3時間程度の話である