豚しょうが焼き定食

眠気は合法ドラックのお蔭で日に日に増しているが
今日の天気は予報と六感が入り混じって臨在している
何かするべき事があったのだろうかと首を傾げれば
コキコキと小気味の良い音が鳴る為思い出せず仕舞いだ
空になったペットボトルに数滴残ったジュースで
喉を潤す事の侘しさは今日のこれからを表しているのだろう
腹も空いているが食欲は脳味噌に電気が流れる事から起きる
錯覚であると自分に言い聞かせながら
「あぁ、今日も私は侮辱されるんだな」
と中々良い気分になり何度でも想像が私の頭を叩く
今日は何も無い気がするが何も無い日など
私が生まれてこの方体験した事がないと不意に臆病風に吹かれ
やはり眠る時は暗い時が好ましいのだと痛感し
今日こそ誰か墓前に立ってくれるのではないかと
淡い泡沫の様な期待を海老の様にこねくり回しているのだ
それこそが、今日なのだ詭弁の言い訳は止まらない
機関銃の如き脳裏は雨が止まずに今に到る