私は豚です

貴女をレイプする夢を見た
綺麗なガラスを壊してしまう恐怖で目が覚めても
下半身は仮出所目前の模範囚なのだ
溺れても溺れても消えない泡が目の前を飛び交い
弱冷房車の寒さに体を震わせる私はなんと滑稽なんだろう
アルコールが呼んでいた
サイレースが呼んでいた
電車の警笛が呼んでいた
あの頃の私が呼んでいた
呼び声はいくらでも聞こえるのにその中に貴女の声はなかった
貴女の声が二度と聞こえないように今日はミミガーを食べよう