2009-07-17 マイミクシィ 思えば私はもののけでした 歌う事しか出来ないもののけでした 記憶を鏤めた宝石箱を大事にしています 宝石箱の中には一握の遺灰を入れました 誰の遺灰だかわかりませんが私はその時死んでいました 猫が一匹にゃあと鳴いた時に見つめたのは誰の瞳でしょう 空中に浮かんだ誰の瞳とも言えない畏怖の瞳を見つめ 布団の中で脳味噌の中を旅している午前四時に 思い出すのは幼児退行の目覚めと缶コーヒーで 私の泡沫の様な人生もいつでも終えられるのです