さるさる日記

死ぬ事が解っている人生くらい詰らない宴は無い
私は人には感謝しているが人以外には感謝はしないのだ
夜道は一人で鼻息を荒くして歩くのが一番幸せだ
一人きりの時間が続いていればいいのにと切に願う
私は誰にも会いたくないと殻に閉じこもる蛞蝓だ
だから白い粉をかければドロリと臭い汁になり溶けて行く
それが塩だろうと砂糖だろうと精神安定剤だろうと
私がサニタリーショーツを履いているのは解けた時の対策だ
決して公明党に払う為の税金対策ではないのだ
私は羽を捥がれた働き蜂のように地べたを這いずり
ただ一人部屋で腐って行きたいのだが電話は鳴るのだ