銀色のカラス

今が21時なのか22時なのかわからなくなった朝
ふと時計を見ると20時だったのだ
意気揚々と渚へ小躍りしながら君が代を口ずさみ
片手にはリュックサック、背中にはリュックサックを
そしてポケットにはクリスマスに買った財布を入れ
ぶら下げているのは黄緑色の厚顔無恥な睾丸だ
私は太陽を光らせる事が出来る
私は暗闇を呼び寄せる事が出来る
それだけで世界の総てを知ったつもりになり
ここにいる私は現在進行形で精神病患者なのだ
貴方が圧力鍋を片手に悪魔の笑みを浮かべたのは
私が秋葉原を茶化したからではないと思う
きっと私の人間性や深い所を見据えての善意なのだろう
私はアニメーションの動きをしたのだが
貴女がそんなに無知だとは知らなかったのだ
潰れた頭に目線を合わせる軽作業をしないと
3600円を払う事など夢のまた夢で終わるのだろう
早く私も二人になりたいとシャワー室で泣いたのだった