マンボウのジレンマ

私は三畳ほどの部屋で暮らしている
夜が明ければここには居なくなるわけだか
私の存在はもしかすれば此処でしか
存在できないものだとすれば此処から出た私は
煙の様にスーッと消えてしまうのだろうか?
蝋の様にトロッと溶けてしまううだろうか?
闇の様にジワッと馴染んでいくのだろうか?
どれをとって見ても此処から消えた私は
皆さんは覚えていることはできないと思うので
私が消えてしまう瞬間を携帯電話の動画で
撮影してくれと男に頼んだ所、男はキチガイ
私の愛くるしい携帯電話を食べてしまいました
この夢はいつまで続くのだろうと夕方から
ずっと私はキーボードを連打しているので
この私の指は今にも捥げてしまいそうです
指がなくなっても私は消えてしまうので
何一つ問題はないのですがただ一つだけ
「皆さんはいつ消えてこっちにくるのか?」と
そんな疑問だけが空中に投げ出されました