はた万次郎の手記

これからまた抜け殻のような日々が始まるのだと
自分に酔いしれながらの逃避をしている
ピーマンは食べられましたがナスは食べられていないと
昼飯を渇望して魔方陣を描いたのだ
知らない事だらけの扉が開いてしまったのは
子供の様ないつかの私を貴方に見たからなのだ
頭がぼんやりしているのはクーラー病のせいか
それとも未来への恐怖心からだろうか
ガラス戸を割ったのは私かもしれないが私は悪くない