解放軍

マドンナの頂を私は登れるのだろうかと不安になる夜
私達のアイディンティティとは元からなかったにしても
新たに生殖行為をする事はいくらでもできるのだ
しかし私はインポテンツであるが故に体外受精なのだ
精子バンクには未だに10人分も精液がないところを見ると
亜鉛を飲まなければ死んでしまう錯覚の襲われる
電車の中で外人は久喜に行きたがっていたタのだが
私は股間にテントを張っていたのを感づかれたのか
アンジェリーナ・ジョリーの呪いをかけられた
東京砂漠では人は生きていても死んでいても同じ扱いなのだと
この絶対零度の世界に辟易としたのも束の間
明日は一転して熱い一日になりそうな予感がする