硬くなりたい

ホルモン鉄道はどこまで続くのかと聞けば
朝まで続くとしか言いようのない言葉の投げあい
私自身が磨かれるのは今日この日が焼かれたからだ
新宿には魔物がすんでいると古事記にも載っているのに
浅学で厚顔無恥な私はそれは都市伝説だとたかをくくり
実際に魔物に立ち会ったときに自分自身の非力さを
感じ取り身の丈にあったTシャツを着ようと思ったのだ
これから始まる冬の足音と共に夏の足音も聞こえ
私はクマムシの如くの環境適応能力を身につけばければと
実際に本を読まなければいけないのは私なんだと
朝6時半の下り埼京線の中で泣き崩れたのでした
茶番劇としか言いようのない人生なんだなとも泣いたのでした