乳飲み児

どうやら紫色の巨人が私の新居を見つけたらしく
私のドアをガンガンと蹴飛ばしながら嘆いている
これはいけないどダイナマイトを爆発させてみたが
実際は見事に爆発したのは私の足りてない頭だけで
被害総額は100,000,000人の少女たちだけであった
電子レンジを眺めても私の本心を読み取るものは居らず
チーンとけたたましい音が鳴ると共に紫色の巨人が
私の脳内に流れ込み私も嘆いているのだ
終演後の楽しい時間のときに折れかけた心が
始発電車の中で折れ鍵を落としてしまったようで
今や私の家は誇り高きホームレスの溜まり場だ
あぁ、そろそろ私はいなくなっても誰も悲しまないなと
思ったのだが以前から私がいなくなっても誰も悲しまないと
紫色の巨人が無駄口を挟むので爪切りで頚動脈を切り殺した
そして監獄という布団の中で銀杏boysのCDを聞いている私は
いつまで経っても自分自身を見つける努力をしないのだろう
誰でもいいからシアン化カリウムを私に飲ませてください