タパスタパス

月が半分だけ笑っている
東の空に大きな紫色の雲を見た
逆さまになった地平線の様に透き通っていた
私は夜のドアをノックしなければいけないのに
鳥目の私は夜のドアが赤いのか青いのか結局わからず
自棄を起こしてここで一人体育座りをしている
摩天楼は空高くにあり私には到底手が届かないのだが
いつか必ずやシークレットブーツを履いて
あの憎たらしい摩天楼より高くなるのだ
その為に私は今日もご飯を食べないといけない
このサイクルには飽き飽きとしてきたので
そろそろスパゲティを食べようかと思います