これから始まる暮らしの中で

友達は選びなさいと小さい時に口を酸っぱくして言われたが
元々、私が選べる選択肢など限りなく0に近いわけで
そのなかで私が選んだ選択肢は小数点以下の切れ端なのだ
そんな事を考えていると私はこの宇宙の中で独りで
漂う鉱物と生物の中間の物体なのではないかと思えてきたのだ
これから私と時間を過ごす人は私が親に言われた一言を
吟味しながら咀嚼して自分の利益のためだけに生きて欲しい