青い存在感

空と海の区別がつかなくなった
飛行機が上の方へ落ちていった
何もないのに私だけがある
死ねばいいのにと思った時に
私は生きていて
生きててほしいと思った時に
私は死ぬのだろう
だけど私はあの時すでに
死んでいたんじゃないか
そんなことを思っていたら
飛行機は翻り私だけを空に置いていった