2007-08-25 重力 微温湯とは程遠い水の冷たさを 君がおめおめと差す日傘に感じて 真っ赤に染まりあがった呼吸は 真逆さまに落ちていく 宙返りもできないまま メリー・ポピンズの様に 君は僕を僕は君を盲目に探している 羽を失ったオオスカシバは宙返りを 食卓の上にはいつもと同じ麻婆豆腐を