2007-06-13 家猫主義者 猫が愛らしい瞳で私を眺めていた 私はまだ猫を愛おしいと思える心を 持っていた事に限りのない安堵を覚えた 私の肥溜めの心には誰も近づきたくない事を 淋しい事ではあるが知っている 現に猫の眼差しは軽蔑の眼差しであり それを愛おしいと感じた私はマゾヒストだ ニヒリストの世界では猫は神なのだなと 朝焼けの空の眼差しを蔑ろにして恍惚としている