春に訪れた狂人の朝

この糞不味い煙草をいつまで吸っていればよいのか
煙は四方六方に棚引き、望んでいた最高の朝だ
何かを待っている気がするのだが
頭の中はアニサキスエキノコックス
縦横無尽にお喋りをしていて雑言で主旨は見つからず
春の始まりを継げる窓の外の糞を塗りたくった
雲一つない空を眼鏡猿の如く凝視している
日差しは既に私を嘗め回し溶かしている
朝の3錠の精神安定剤は私をここまで醜くするのかと
インクの切れたプリンターに呟いてみる
返答は無かった