自由の街

私は今、引き篭もっている
この街を出れないことを知っているからだ
街はどこまで行っても街
海はどこまで行っても海
一泳ぎして帰ってくれば
天井が低くなった気がする
部屋が暗いせいか、私が盲なせいか
どちらにしよ今日はここにいる
明日という概念は私の中にはない
今日だけが生きれれば良いのだ