傘の花の開いた街

言葉の雨が脳髄を濡らす時、言葉の風が吹く
私はそんな時に此処に言葉を記す
時たま何処からともなく歪んだ声が聞こえる
声は言葉を運んできてくれるが声は語彙が乏しく
私自身を映す鏡であり、乱反射の陰気な愚か者である
だから私は猿轡をされたナルシストだと思う