真実への道

世界がもし僕に嘘をついているのだとしたら本当の世界は何処に在るのだろう。世界は僕が生まれてからまるで変わる様子もなく、目狂しく変わっていっている。僕は波に乗れないサーファーだ。波が何処から来るのかもわからず、砂浜を歩いては見切りをつけ、山の方まで引き返した所で波が来る。タイミングを見計れない丘サーファーだ。僕はなぜ此処に生まれたのだろう。僕は成長をしていないとも言えないが、しているとも言えない。いつまでもこの儘で居る訳にいかないのだが世界を舐めて味をしめ、やはりそのままで居るのが現状だ。そもそもこの世界が嘘だと言うのなら嘘の世界で嘘の成長をし、嘘になってしまうってはいけないと思うのだ。かといって本当の世界にいざ、ゆかんとしても本当の世界で白痴でいるのもどうかと思うのだ。なので僕は嘘を吸収し、本当にするまで生きていこうと思う所在でございます。