金色のライオン

あれは何だったのだろう
風の向こうに何かがいた
目で見たわけではないが
明らかに何かの気配がした
例えて言うならば
金色のライオンのような
神々しいオーラを
私は確かに感じたのだ
それは同時に禍々しくもあり
私はこれが俗に言うカリスマだと
確信して止まないのだが
私の脳が金色になる様子はないので
やはり幻覚ではないかと思い
リスパダールを飲み気を落ち着けた