サンマと老人

駅のホームで老人が私に一言言った
「奇遇だな」
私は初対面の老人になぜそんな事を言われるのかわからなかった
老人は続ける
「私もちょうど、飛びこもうと思ってたのだ」
そして老人は電車のプアーーンという音と共に線路へ飛び降りた
私は興ざめしてしまい家へ帰った
そしてサンマを一尾食べた