机の上には何があるだろうか 赤く丸い林檎の様な肉塊が 初夏の風に吹かれ腐っている それは私の為れの果てとも言え 私の穴の塞がらない耳の様に 幾つもの声を鼻歌で誤魔化す様は 特に私特有の悪足掻きだ 机には烏賊のように十本の足がある 私の両足は亡き某…
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