もう夏も終わる

私は埼玉にいて練馬に住んでおり豊島区に引っ越す
幾許の余裕は自分の隙間にある
隙間には何が挟まっているか自分でも見えない
狂っているのは君の方だとニヤニヤ笑いが止まらずに
深夜の病院で誰かが死ぬのを恐れて蹲ったのだ
忙しさを言い訳に全ての物に優しくなかったなと
自分を悔いては見る物の聖書を読んだことのない私は
神様などがいるかは知らないが朝が来てほしいと願った
だがあれから二十四時間以上経つのに朝はまだ来ない
代わりに何かの足音だけが薄ら笑いとともに聞こえた