色は匂へど散りぬるを

私が34年間生きてきて確信した事が一つだけある
それは夜はひっそりとやってくるという事だ
今日も今日とて未成熟な裸体を嘗め回していたのだが
気付けば太陽は地面へと溶け込み私は取り残されていた
そして気がつけば今日は既に終わっている
歩みの遅い亀は私の亀頭をペロっと舐めて
北海道留萌市の海へ沈んでいったのだ
それも時速239kmの原子力潜水艦に跨ってだ