百度

今日という日は何も無い日だったので何も無いなりに
何かあるだろうとGoogleで自分自身を検索した所
検索結果に自分はいなかったので私は存在しないのです
つまり私はケロっと消えてしまう煙だったのです
煙すらも存在しないとしたら私はUKロックを聞きながら
世界の車窓から貴方を見続けてその中に自分を見出すしかなく
貴方にリードを引いてもらうしかないのだなと考えると
自分自身がとても惨めで劣悪で楽しい存在なのだなと
辞書を引いてみたのですが慰めの言葉は見つからないので
これはもう生きているのをやめるべく明日は高円寺に行きます
中央線が走っているという事はする事も一つしかないわけで
遺書を書こうとしたのですが私の言葉はやはりそこには無く
では何が存在するのかと考えた時に私は世界で世界は私なのだと
ミハエル・シューマッハのスピードで気がついたのです
つまり存在しないのは私ではなく世界なのです
世界旅行がてら私を解剖してくれる外科医がいましたら
現金書留で私に2万5千円送ってくれると幸いです