ゴリラの交尾

今日に限っていい天気が降り注いでいるのは貴女のせいだ
いつまでもここに広がっている青空を眺めてるわけにはいかない
高崎線に乗ったアザラシの兄弟は丸まっていたのだ
それは寒さから来る物であり私は直立不動の構えだったのだ
いつの間にか数年ぶりに会う友人は変わった所すら見せず
いつまでもこのまま時間が狂えばいいなと叫んだのだ
驚いたのはピンクのフラミンゴやシマ模様の馬だったのだが
私は赤ん坊を百獣の王に食べさせたいなとずっと思っていた
それは私が幼稚で残虐な心を持った子供のままだという錯覚を
明後日の方向にマヨネーズのツチノコが見えたからなのだ
パンダはどこだ?と尋ねた私は闇の中だという答えを待っていた