深夜の壁掛け時計

思えば私は時間を知らない子供だったのだ
流れを感じれず流れを理解できずthinkもfeelも出来ないまま
気がつけば体だけが大人になり自慰も覚えたのだ
死んだばかりの子供が生まれ変わり
子供のまま生まれ変わろうとしている
私はこれから無数の命を生み無数の命を殺すのだと考えれば
幼稚な心はシリアルキラーになれると興奮するのだが
私は大人になりこの気持ちを忘れたくないのだ
空耳かもしれないが「もう終わりの時間です」と
遥か上空から声が降り注いできたので
私は何も考えずに自慰をして子供のままでいようと思う
それが最善策だと幼稚な心は思っているのだ