熱中傷

乱反射を繰り返す光はトイレの中まで
キラキラと輝かせなんとハレンチなのだろう
光は光の匂いしかしない様に
私は私ではない匂いしかしない
いくつもの視線の宙返りが床から見える
それは私に永遠に眠って欲しい者の
嫌がらせ的な表れなのだろうと
夏バテに相応しい寝苦しい足音なのだ