嘲笑う背中

窓ガラスに映る天井は底なしの様に上が見えない
ふと後ろを振り返ると私の背中が佇んでおり
気の利いた夏の洒落だと思い込むのが精一杯
孤独を感じている現在に家畜同然の扱いをされている
私は忘れ去られた孤島の中でたまゆらに生きている
何の不満もないが私の影が私と同じ扱いなのが
国民生活センターに相談したいほどの憂鬱なのだ