朝の幸福電波

総天然色の夜明けにビシッと首を絞める私の目覚め
震度1の地震には気付き辛いが誰か気付いてくれるはず
そう思いながら私は脳を揺さぶり電波を出す
電波の周期が1.29Mhzになればコップの水も溢れ出すと
右手に煙草、左手に紅茶
自分でもインビジブルな朝は社会の膿の海
社会からドロップした私にシロッコが吹く様に
冬の空気は消えたテレビのように黒く澄んで冷たいのだ