生まれながらの死産

人生とは落下時間だ
産み落とされてから落ちて行き
底まで只、落ちるのが人生だ
時に風に吹かれ舞い上がる事もあろう
時に雨が降り濡れる事もあろう
だが安心して落ちていきなさい
君が落ちる所まで落ちたら
君の死体を眺め笑ってあげるから
笑いながら私も落ちるから