2004-10-29 期待の待機 私はただ座っていた ただ座って待っていた 何を待っていたのかは すでに忘却の彼方 傍らのバラは枯れ カップのコーヒーは腐り 愛犬は骨になった それでもただひたすら座って待っていた ただひたすら座って待っていた そして終に訪れたのは静寂だった 気づいたら静寂の中で座っていた しばらく考えまた待つ事にした 静寂以外の何かを