開放的空間

hedonism2004-10-19

目が覚めるとベットの横に白い巨人がいた
身の丈3メートルはあるだろうか
天井に頭が付いていてしまって窮屈そうだった
天井の近くから私を見下ろしていた
そしてとても無表情な顔をしていた
私と目が合うと一言こう言った
「哀れ・・・」
私はよく状況が飲み込めなかった
巨人は私に背を向け
部屋のドアを開け出て行った
ドアを閉めていかなかったので私は
「ドアくらい閉めて行け」
と思った