既視総論

今日は世界が尻尾を巻いて逃げていく様に
孤独の遊びと室外機をうぃんうぃんと動かしていた
寝れば寝るほどデジャヴュを感じ
起きれば起きるほど過去の事に執着をする
食事の時間は飛石連休に準じて5時間置きだ
掃除をすれば窓からぬっぺふほふが覗いている
誰奴も彼奴も干からびた草に興味を失くしているだろうと
私は部屋にメタファーを隠している
過去というのは総じてピンク色なのだな、と思う